若山牧水にちなんだパイ菓子

「幾山河 こえさりゆかば 寂しさの はてなむ國ぞ けふも旅ゆく」

2020年10月10日(土)、若山牧水の代表的な短歌から品名をとった菓子『幾山河』（いくやまかわ）の販売を開始いたします。

昭和3年に43歳の若さで没した歌人、若山牧水は、最後の10年近くを沼津に居を構えていました。旅と酒を愛した詩人として有名ですが、千本松原の保存運動を行ったことも知られています。

「幾山河」は、沼津の自然を愛した牧水の歌をイメージして、沼津産の抹茶を使った餡を国産小麦のパイで包んで焼き上げたパイまんじゅうです。松の樹皮を思わせるこんがり焼いたパイ生地の中に現れる、抹茶餡は松葉の緑を思わせます。

沼津の千本浜公園には死没翌年に建てられた「幾山河 こえされゆかば 寂しさの はてなん國ぞ けふも旅する」と刻まれた歌碑がありますが、パッケージは千本浜の情景をもとにした駿河湾と松原と富士山が描かれ、お茶の葉をあしらっています。まさに牧水の愛した沼津の情景です。

「幾山河」は郷土を代表する銘菓を目指すとともに、郷土の歴史や魅力を再発見する契機になればよいと考えています。

販売は雅心苑各店と雅心苑Webサイト。amazon、楽天市場でも販売予定です。